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村上春樹 [diary note]

昔から村上春樹の小説が好きです。
「ノルウェイの森」が映画化されましたが、見ていません。
何度も読み返した小説ですので、私の頭の中ではすでに映像が出来上がっていますw
そして完全に映像化するのは、とてもじゃないけど無理じゃないかな。
「ノルウェイの森」は背景や登場人物がしっかりしているから映画化されたんでしょうね。
「ひつじ三部作」に出てくる羊男なんて映画化したら、きっと変な映画になるもん。
あと「世界の終わり・HBWL」の「やみくろ」ってどうやって表現するのか見てみたいけど。

村上春樹で一番好きな小説は「ねじまき鳥クロニコル」です。

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)


物語はネコがいなくなることから始まります。
村上春樹の小説には、おかしな名前の人物が登場するのですが、ねじまき鳥にも出てきます。
「加納クレタ・マルタ姉妹」「赤坂ナツメグ・シナモン親子」ネコの「ワタヤノボル」は主人公の妻の兄と同じです。
この話の中で「間宮中尉の長い話」という一説があり、井戸の話が好きです。
いろいろあって、間宮中尉はモンゴルの草原に掘られた深い井戸に放り込まれます。
絶望した間宮中尉を突然、光が包みます。それは数秒間の出来事で終わります。
何が起こったのか理解できなかったですが、昼間に井戸の上を太陽が通過する数秒間だけ光に包まれる事が分かります。
その光景を思い浮かべずにはいられません。
真っ暗な井戸の底で、死を待つだけの時間と空間に、暖かくでも強烈な太陽の日差しが降り注ぎます。
どんな感じなのだろう。
僕も間宮中尉の話を聞いた主人公と同じように、バットを握りしめて井戸の底で考え事をしてみたい・・・・・かもしれない。
「ねじまき鳥クロニコル」は現実的な話では無いけど、とてもおもしろい小説です。
こんな破天荒な発想を、読みやすい文章にできる村上春樹はすごい作家だと思います。
最近では「1Q84」が傑作ですね。続編あるだのないだの言われてますが、私はないと思います。
でも続編出たら絶対買いますけどね。
村上春樹の長編新刊が出たら、ものすごく嬉しいです。
予約して発売日に大きな書店に買いに行きます。
大事に抱えて家に帰ってソファーに座って読み始めます。
読み進めていくうちに、面白ければ面白いほど、話の内容とは別に寂しくなってきます。
あぁ、あと下巻しかない、下巻も8割読み切ったらまた何年も待たねば行けない。
読んでしまうのがもったいなくて、でも読まない訳にいかなくて、切ないのですw
たぶん、皆既日食と同じくらい次が待ち遠しいのです。

もし興味が沸いたなら、読んでみてください。
絶対に面白いです。
次の新刊長編小説いつ出るのだろうな・・・・・・。

タグ:村上春樹
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